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f o t o : 焚き火三脚:15th Nov 2015

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日日の演習:





9th Oct 2017

酷い風邪でまったくやる気を失った。そのためウェッブの連載も休ませてもらった。気道確保が難しくなり、夜も不安で眠られない日が続いた。結局、漢方の薬と出会って回復に向かい、漢方の実力を実感したが、調べてみるとこの方面は漢方が強いようだ。がん治療の回復期にも漢方が処方されると聞くと、医学もいろいろ努力してるんだなとあらためて思う。ところで先週はノーベル賞の季節で、文学賞にカズオ・イシグロが受賞して賑わった。フランスのステイシー・ケントのファンから電話をもらい、ケントと関わりがあるのを知ってるかと聞かれたので、風邪でぼうっとした頭で、知ってるよと答えたけど、知ってはいたけど、何だったっけと思い直し、あらためて調べてみた。いくつかのオリジナルの曲の詞を書き、そして、ライナー・ノートも一本あった。さらにフランスの映像で、イシグロとケント夫妻と司会者がいて座談会をやっているのも観た。ケントはフランスで一番人気がある。ケントには一度インタビューをしたことがあるが、そういえば、記事にはしなかったけど、イシグロを話題にしたかもしれないと思い出した。しかし、記憶はいいかげんで、そんな話はなかったかもしれない。そのときの一番の話題は、ケント夫妻が住んでいるのはロッキーの山麓で、毎日山々を眺めて暮らしているということだった。私も富士山麓に住んでいるので、負けてませんよといったインタビューだった。イシグロが書いたライナー・ノートを読んでいたら、トニ・モリソンの名前があった。モリソンがノーベル文学賞を受賞したとき、何故か洋書店に並べられた最新作の『JAZZ』の題名にひかれて買ってしまったことがあった。今もツン読状態だが、しかし、今、読むべきは、その前の『BELOVED』なんだろう。

12th Sep 2017

勘違いしたままの記憶が、ずっと残ってしまうということがある。ひょんなことで、その間違いに気付き、大いに慌てる。ジャズの歴史は大体頭に残っているつもりだったが、今回のウェッブでの連載で、あらためて資料にあたっていると、そうした間違いがたくさん出現し、もう一度イメージを正確に作り直す必要が出てきた。本当はジャズの歴史なんてどうでもいいと思っている。当初は簡単に済ませようと思ったのだが、そうはいかなくなった。あんまり面白い読み物ではなくなったかもしれないが、もうしばらくご辛抱下さい。

5th Sep 2017

オーディオ、時計、電話、コンピューター等々、身の回りにあり、使わなければ不便をする様々な道具が、次々と新しい方式で便利になるのは面白いのだが、その過程をずっと体験してくると、さすがに面倒になる。カセット・テープ、ビデオ・テープといった古いメディアが、いまだに処分できていない。いつの間にかたくさんたまったミュージシャンのインタビューのカセットテープが、そのまま小さな博物館のように仕事部屋の一隅に押し込まれている。音の記録は19世紀末にレコーダーが発明され、20世紀になってしばらくして、レコードという形式になって、一気に普及したが、それ以前のいわゆるロウ管の時代は、技術的な統一が出来てなかったので、普及するにも保存するにもたくさんの問題を残した。そうしたものは、もはや骨董的な関心の対象として、収集家によって保全されているが、当然、すべてが残されているわけではない。かつて、洋書屋の新着ブックリストに初期のレコードを記録した本があったので、買い求めたことがあったが、ほとんどが演説記録だったのでガッカリしたことがある。人は何を記録し残そうとするか。確かに音楽は二の次と思うのである。

31st Aug 2017

急に寒くなった。富士山は、まだかすかに残雪が残っているように見えるが、溶け切らないままに「初雪」が降るのだろうか。今年の夏は、確かに例年とは違う。雨が続き、晴れて富士山が見える日が少なかった。この時期、登山、観光用のスバル・ラインは、混雑を避けるために自家用車が入ることを規制しているが、その規制ラインの交差点で、「今年はひまそうですね」と係員に話しかけると、不思議な笑顔だけが返ってきた。規制は24時間なので、夜は大きなバルーンの照明がともされる。大雨の深夜、漆黒の夜道を登っていくと、そのバルーンの大きな光と動かない要員の人影の光景が、エドワード・ホッパーの「ナイトホークス」のような絵に見えた。

14th Aug 2017

ヤフーが運営するサイトでコラムの連載を始めました。覗いてみてください。

17th Jul 2017

ところでスマホを持った人類が、何が変わったんだろうと考えると、やはり均質化が進んだということではないだろうか。ネットでの情報の共有化が、スマホによって、さらにすき間を埋めるようにして、世界をのっぺりしたようなものにしている。それが苛立たしい。

16th Jul 2017

スマホを変えた。新しいといっても1年前の旧モデルだが、それでも格段に良くなった。技術の進歩は早いが、使う方はそれほど気にしないというのが現状で、私にはこれで十分な最新機である。昨年当たりから言われてることだけれど、スマホはそろそろ成熟期にあり、新しい世界を開拓するのは難しくなっている。新しいスマホには指紋認証という機能があるけど、誤作動が多いと聞くし、それほど便利だとも思わないので使ってはいない。スマホが便利だと思う機能は、カメラ、メール、そしてネットとGPSを使ったサービスは画期的と思う。むろん、電話も便利だけれど、私は別にもう一本携帯を持ち歩いている。つまり、賢い電話というスマホだが、私には手のひらサイズのカメラ付き簡易コンピューターという認識なのだ。これには、簡易電灯、目覚まし付き時計、計算機等も入っているので、もう手離せなくなっている。ところで新しい機械は、ちょっと逆行する要素もある。サイズが5.5インチで大きいのだ。映画やドラマを観るためだけど、ポケットには少し大きかった。

4th Jun 2017

今年はフキがたくさん玄関付近に出てきたので、整理するために取って佃煮をこさえた。とりすぎるとなくなるけど、それで困ることもない。というかそんな大量のふきを消費するのは大変なことで、以前、友人が取って持ち帰っていいかと聞かれたので、どうぞ、どうぞといったら、本当に大量に持ち帰り、翌年はほとんど消えてしまった。植物の植生は年々変わり、それが面白い。今年は春先に大量のヒメオドリコソウが咲いて楽しかったが、これは明治以後の外来種だそうだ。今や日本全国にみられ、山にも上って来たことになる。姿は如何にも日本風なのが面白い。

1st Jun 2017

1か月の間に草が育ち、木々が葉に覆われ、すっかり植物に囲まれてしまった。春ゼミが啼き、蜂が巣を作ろうと飛び交う。闇夜にはホトトギスの啼き声が毎日のように聞こえる。ホトトギスの夜啼きは有名だが、やはり真夜中の鳥の声は異様だ。日本にはいないが、夜啼きで有名なのはナイチンゲールで、色々な声で啼く。サヨナキドリとか墓場鳥とか言われるらしい。アニタ・オデイが歌う「ナイチンゲール・サングス・イン・バークレー・スクェア」が大好きだが、この広場はロンドンで、繁華街の近くにある。アニタの歌はどこか少女のようなあどけない表情がいいのだが、歌詞はシンプルなラブ・ソングなのだけれど、どこかウラがありそうな気もする。墓場鳥とは死者の思いを告げる鳴き声ともある。

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